DHS

更なる高感度、自動化を実現 ダイナミックヘッドスペースオプション

DHSはMPS roboticpro、TDU2のオプションです。高感度で幅広い対象成分をカバーできるダイナミックヘッドスペースサンプラで、MPS roboticproと組み合わせて、自動でサンプリングから注入までを行うことができます。試料をトレイにセットした後は、サンプリングから加熱脱着導入、GC-MS分析までの完全自動化を実現します。

特長

加温されたショートパス、バルブレス

サンプルパスはわずか3cm。サンプルが通る部分は全て加熱されているため、コールドスポットの影響なく分析できます。

高感度

ダイナミック法によりヘッドスペースガスが濃縮されるため、従来のヘッドスペース法やSPME法に比べて格段に感度が向上します。

MPS roboticproによる自動化

パージ流量、パージ時間とトラップ温度が自動で制御できるので、高精度な分析が実現できます。

幅広い対象成分

VOC~SVOCまで幅広い成分に対応でき、極性成分にも威力を発揮します。

トラップ充填剤の選択可能

Tenaxチューブやカーボン系チューブ等の選択により、目的にあわせてカスタマイズ可能です。

FEDHS®(Full Evaporation DHS)

最大100μLの水系試料をHSバイアル中でパージし強制的に全量を気化。水溶性成分を含む幅広い成分の回収率が向上します。

DHS-MVM®(Multi Volatile Method)

2種類以上のトラップを用い連続的にDHSサンプリングする事で揮発成分を網羅的に分析します。

操作フロー

分析例

DHS-GC-MSによるコーヒー豆の分析例(HS-SPMEとの比較)

コーヒー豆1.0gをDHSとHS-SPMEにてサンプリング(条件は30℃、10分間に統一)し、GC-MSにて分析しました。DHSにより、ほとんどの成分において高感度化を図ることができました。

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